ゆとり世代とは?特徴は?何が違う?何が悪い?
今の若者、特に20代前半の人たちはよくゆとり世代とひとまとめにされることがあります。
「ゆとり世代は~」だの「これだからゆとり世代は~」といったことを上の世代の方々に言われた事がある人も多く存在するのではないでしょうか。
僕も何回か言われたことがあるのですがそもそもゆとり世代ってなんなのか?何が変わったのか?ということに対してよくわかっていなかったので理解を深めていきたいと思います。
ゆとり世代とは?
ゆとり世代という言葉ができた背景として日本の教育カリキュラムがあります。
日本では小学校、中学校の計9年間を義務教育としており非常の多くの カリキュラムを詰め込んでいました。
しかしその詰め込んだカリキュラムが1980年代から次第に見直されていきゆとりのある教育を行うようになっていきました。
そのためゆとりのある教育を受けた世代を省略してゆとり世代と呼ばれるようになりました。
1980年代からカリキュラムが改定されゆとり教育に移行していったのですがもっともゆとり世代と言われているのは2002年からの教育カリキュラムを受けた人たちです。
2002年からの改定では小中学校の学習内容のうち3割を削減し、その分を高校での指導に回すこととなりました。またこの年から土日は休みになり「完全週5日制」となりました。
また、2008年から2011年にかけて脱ゆとり教育へと移行し学習量が増えていったので現在の世代ではゆとり教育を受けていません。
そのため、「ゆとり」という印象を強く受ける世代といえば僕たちのような20代前半の世代となります。
特に、今年で24歳になる方は土曜授業などもなく脱ゆとり教育にも被らないので完璧なゆとり世代になるのかもしれません(^_^;)
ゆとり世代の特徴
義務教育の教育カリキュラムがどのように子供の成長に影響を与えるの?そこまで変わらなくない?と僕は思っているのですがゆとり世代には他とは違う特徴があるようです。
ゆとり世代の特徴を紹介していきます。
仕事よりプライベートを優先する
これに関しては若い世代の多くの人に当てはまると思います。
生きるために仕方なく仕事をしてプライベートを重視し充実させたいと考えるのはごく自然なことのように思えます。
僕たちの親世代では仕事優先という考え方が一般的だったようです。
この違いとしてはゆとり教育によるものというより生まれた環境による違いだと思います。
以前も述べましたがゆとり世代に当たる人たちが生まれたときには文化が成熟しており周りにモノが溢れていたため自分たちが頑張って日本を発展させようというような熱い気持ちになることがないのだと思います。
指示待ち人間である
これに関しても原因は豊かになりすぎたということに尽きると思います。
モノに溢れた現代で成長すると自己の成長に興味がなく楽に終わらせたいという気持ちが強くなってしまうのでしょう。
ストレス耐性が低く失敗から立ち直れない
これは僕も感じるゆとり世代の特徴です。ゆとり世代の若者は多くは親から過保護に育てられてきました。モンスターペアレントなんて言葉もよく聞きましたよね。
昔の世代は子供が外で遊んでいたら近所のおじさんたちに挨拶したり、時には怒られたりその町全体で育てていくような雰囲気でした。
一方で現代では過保護な親が増えたため町中で子供に話しかけると不審者として扱われるようになったため子供に社会性が身につかず子供のままで大人になってしまうのかもしれません。
そのため社会に出て叱られたりすると反省するのではなく、辞めてしまったり逆ギレするというような行動にでてしまうのです。
ITに強い
ゆとり世代の特徴は悪いものだけではありません。良いところもあります。
良い特徴の代表としてITスキルに長けているのです。
学校の授業にパソコンを使ったものが導入されていたり、小さい頃からインターネットに触れているのでITには強いんです。
IT関連が発達してきた現在の社会ではゆとり世代の活躍できる場が多いのではないでしょうか。
僕の考え
ここまで紹介してきたことを鑑みるとゆとり世代は社会性がなく困った世代だと思われるのも仕方ないのかもしれません。
今、社会で活躍している方は団塊世代、バブル世代、団塊ジュニア世代といった様々な世代に分類されます。
それぞれ生まれ育ってきた背景が異なるので人間性が異なるのは必然です
自分のときはこうだったからみんなそうあるべきといった考えを下の世代に押し付けて強制させるのでは良いモノは生み出すことはできないと思います。
それぞれの世代がお互いに歩み寄り尊重することで様々な考えを取り入れることができます
そうやって初めて画期的なモノ、すばらしいモノが生まれるのだと思います。
ゆとり世代の僕が言うのは言い訳やかばっているように捉えられるかもしれませんが一見社会人として不適切なように思えるゆとり世代の若者も必ずなにか強みを持っているはずなので「これだからゆとりは~」と吐き捨てて可能性を潰してしまわないでほしいです。
一纏めに見るのでなく個として見て、その人にあった対応、教育方法をとるとゆとり世代でも成長し、社会に貢献できるような人材になります。
どうか見放されたゆとり世代にもう一度チャンスを(^o^)
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。今回の記事はいかがでしたでしょうか。
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